不思議な夢の海のとばり / Tobari 2: Dream Ocean

公式紹介動画

魔法を駆使したアクションゲーム

根幹は一般的な2D横スクロールゲームだが、アクション部分はカービィとマリオを合わせたような雰囲気だ。魔法能力を保有する敵を杖で叩くと魔法を落とし、それを取得することで主人公は魔法が使えるようになるといった形だ。

杖で叩くと魔法が出るよ

杖で叩いてもなにも出ないいわゆるスカの敵も多数いるものの、数多くの種類の魔法が用意されている。ファイヤーやサンダーのような一般的な攻撃魔法から、エアバウンドやミニマムやボールといった主人公の能力そのものを向上するような魔法まで30種類以上の魔法がある。それぞれ一長一短あるものが多く、場合によって使い分けながらステージをクリアしていくことになる。

アクアバブル(左)とファイヤー(右)

ステージクリア型のゲームだが、チェックポイントや回復アイテムを販売する万事屋がステージ内にあり、かなり親切な設計になっている。失敗してもさくっと復帰できるのはアクションの苦手な人にもオススメできる部分だ。

いたるところにハートも配備されておりやさしい

ステージによってはボス戦も用意されている。ボスは固有のおしゃれな名前とかなり多めのライフを持って主人公にたちふさがる。通常の敵に比べると少し苦戦するかもしれないが、相手の行動をよく見て有利な魔法で攻めていこう。

やたらでかいクラゲのじぇりーぬちゃん

パズル要素のあるステージギミック

単純にクリアするだけであれば先に述べたようにかなりやさしめの作りとなっているが、しっかり攻略しようと思うと気を付けて探索したり、さまざまなパズルを解いたりしなくてはいけない。ギミックパズルは多くの場合で特定の魔法が必要になる。魔法は死んでしまうとロストしてしまうため、パズルを解くためにはまず特定の魔法を取得して死なないでその場所まで行く必要がある。ひとつひとつの場面はチェックポイントやハートのおかげで優しくとも通して辿り着かなければいけないため難易度が増すことだろう。

特定の魔法に反応するギミックやパズルを解くのに必要な魔法もある

ステージクリア形式で進んでいき、自由に過去ステージを選択できるため、やりなおしが簡単なのはありがたい。コンプ要素の星をひとつずつ埋めて行ったり、別ルートを開拓したりとやりこんでいくことができるぞ。一週目で必要な魔法をしっかり覚えておいてコンプを目指すのだ。

赤色の部分や?マークのある部分はまだやりこみの余地がある

かわいいキャラとシナリオ

主人公のとばりはなんやかんやあって助けを求める声にひかれて海へとやってきた。前作に当たる【不思議な月の夜のとばり】や関連作品の【ひなのふわふわドリーム☆】をやっているとよりしっかりシナリオを楽しむことができるが、本作単体でも十分にシナリオを理解できるようには作られている。

主人公のとばりちゃん

敵となるキャラたちも魅力的だ。根っからの悪役というよりは故あって妨害しているという感じが強い。勝っても負けても穏やかな気持ちで見ていられるストーリーで安心して進められる。

なぜにおいでわかるのだろうか 塩のにおいとか?

いいところ

  • 安定したクオリティのアクション
  • 魔法を利用したギミックパズル
  • かわいらしいグラフィックとなごやかなストーリー

諸情報

体験版あり

販売サイトリンク

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